「構造試験って、なにをしてるの?」という疑問にお答えします!
構造の試験では、構造体の小さいモデルを作って、それを壊します。
壊すときにどれだけ力が必要だったのか。
その抵抗力から、構造体がどれだけ強いのかを、機械で測定していきます。
といっても、試験中はただモデルが壊れていく様子を見ているだけではありません。
実は、「壊れていく様子」は、とても貴重な情報源。
「ピシッ、ミシミシ」という音に耳をそばだてながら、
「ここが壊れ始めてるということは、ここが弱点?」と、
先生方や生徒さんと予測をくりかえしていきます。
そうすることで、そのモデルをもっと強くするための、足がかりを作るのです。
そして、壊してしまったモデルも、とっても大切。
写真を念入りに撮っておきます。
割れていたり、めり込んでいたり、浮いている場所は、力が大きくかかる所です。
壊した構造モデルもヒントに、次の強化に結びつけていきます。
もちろん、社員と先生方で考えた、「これは強い!」と思える力作を試験にかけています。
ですがやはり、壊してしかわからない発見もたくさんあり、とても多くを学べる機会が、構造試験です。