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食卓の上にある暮らし

「命ある食材を作ってくれた方に感謝し、食べる人のことを考えながら料理を楽しみ、家族との会話に花を咲かせ、心と体を満たすことで、人は優しくなり、健康になり、思いやりを持ち、他人のために働きたいと考えるようになる。それこそ健全なる社会の礎である。」そんな信念のもと、10年の長きにわたり発刊してきた「九州の食卓」の編集長・坂田圭介氏にお話を聞きました。

はじまりは、小さなテントから!
いざ、冒険の旅へ!

小学生の頃、図書館の本を、端から端まで読んだ。 「キャンプ入門」という本に出会い、わっと雷に打たれたような感覚を覚えた! お小遣いをためてテントを買い、自宅の庭にひとり、テントで寝泊まりし、 自分だけの小さな、だけど無限の宇宙の中にいた。 以来、自然への冒険は、自分の人生に欠かせないものとなった。

40才手前、東京から熊本に戻ってきたとき、ふと、自分がこれから死ぬまで 生きていくであろう、九州という地を、目と耳と五感で、体感してみたくなった。

17フィートの小さな船で、14日間、総走航距離約1000キロ。 港から港へ、海岸線沿いをまわり、テントを張り、九州を、外側から見てみた。 「地産地消」のテリトリーが、すとんと腑に落ちた気がした。

家族で囲む食卓が
日本の未来をと、変える
僕は信じている

東京で、雑誌の編集に忙しくしていた頃、 夜22時過ぎの電車の中に、塾帰りの小学生がいた。 当時、2才だった我が娘の将来の姿を思い浮かべ、すぐさま、熊本に帰る決意をした。

できるだけ、家族が揃って、食卓を囲んで、家族で同じ料理を食べる。 それも、できるだけ、手づくりしたものを。

同じ釜の飯を食べていると、思考や考え方が似通ってくる。 食卓にのぼる会話や笑顔は、家族のこころを強くする。

人徳を失ったような事件が、ニュースをにぎわす、変な世の中だ。 家族で食卓を囲むことが、まともな世の中に戻っていく、第一歩なのではないかなあ。

今は、経済至上主義集団が先頭に立っているが、
ある日世の中が回れ右をする
そんな瞬間が、きっとくるのだろう

創刊前のこと。 とある新聞の連載で、熊本県内の慣行農家さんへ、取材でまわっていった。 普段、自分が口にする食べ物が、どこで、誰が、どんなふうにつくったものなのか、 考えることもしていなかったことを痛感し、これはまずいぞ、と、危機感を持った。

同時に、均一な規格や品質のものを、大量生産する農法に疑問を持つ、 農家さんたちへ出会った。

自然農法は、手間も時間もかかるし、儲からない。経済的に豊かには、なれない。 「でも、体に悪いってわかってるものをつくって、人に食べさせるわけにいかんやろ?」 自分の人生や暮らしをかけて、この優先順位を貫いている。頭が下がった。

今の日本では、このような考え方は少人数だし、恐らく最後尾にいる。 だけど、優先順位が違う人たちが、先頭に立つ時代が、日本にもきっとくるのだろう。 僕は、その生き方を応援しつづけていきたい。

「九州の食卓」編集長 坂田 圭介

熊本市生まれ。マリン雑誌の編集長を務めた後、38歳で熊本にUターン。
九州の食卓創刊にあたり、編集長に就任。
熊本地震後、2016年7月に菊池郡大津町の肥後大津駅前に事務所を移転。
2016年11月23日に、雑誌で取り上げた九州の食材や調味料などを販売する店舗「九州の食卓セレクトショップ」をオープン。

九州の食卓セレクトショップ

〒869-1235 熊本県菊池郡大津町室148
TEL/096-292-0581
営業時間/11:00〜19:00 営業日/土曜・日曜