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木の家づくりの【未来工房】へ

久留米hit展示場建築日誌20 木の家の「安全」を科学する

2022.05.10 hit久留米展示場建築日誌

木の家の「安全」を科学する


未来工房は、湿度により劣化する可能性のある合板を一切用いず、

無垢材によって自然災害時の安全を守る構造について、

山辺構造設計事務所代用山辺豊彦氏のご指導のもと、九州ポリテクカレッジと共同研究を行っています。


そもそも、合板とは何でしょうか?


上記のように、板を薄くスライスし、繊維方向が垂直になるように、接着剤で貼り合わせたもので、

同じ木質でも、無垢の木や集成材とはまったく違います。


日本では、少なくとも1500年の間、無垢の木を使って建物をつくってきました。


机上では、合板の安全性と耐久性は認められていますが、

合板が生まれて長い時間が経ってない以上、実際に安全に長持ちするかどうか、まだ実例がありません。



合板を用いず、無垢の木によって、かつ現在の耐震基準を満たすことで、

本当の意味で長持ちする建物である、と言えるのではないでしょうか。


建物は、地震の際に家にかかる力に抵抗する耐力壁を適切に配置することで、揺れに耐えることができます。 このとき、一部に力が集中したりしないよう、うまく分散し、流すことが重要です。 だから、段差や吹き抜けをなくし、壁を増やし、窓を減らした建物であれば、 きちんと力が流れ、地震に強い建物である、ということができます。


地震に強い、段差や吹き抜けもなく、窓の少ない真四角の家。人が暮らすのに居心地よい場所であるといえるでしょうか?

窓の外の緑、家族のつながりも感じられる家でありつつ、強さも同時に満たしている。

そんな家である方が、より人間らしい暮らしを送ることができるのではないでしょうか。

だから私たちは、合板を一切使わず、しかも遊び心も満たした建物による耐震構造を目指しました。

それには、壁だけでなく、それに連なる屋根や床・・建物全体で強度が発揮できるかどうかのバランスが重要です。 今回は、特に床構面・屋根構面をあらゆるモデルで検証しました。 壁構面とのバランスを重視し、九州ポリテクカレッジと共同研究にて何度も実験を行いました。


また、今回の展示場では、基礎の構造・壁量・壁の配置・上下階の一致・柱の材寸・接合部の性能向上など、 いくつものアプローチにより、耐震等級3相当を実現することができました。




家は、家族が長い時間を過ごす、生きる基盤となる場所。


「自然素材によって、快適性と強い構造を両立する」

簡単ではないチャレンジでしたが、数年かけてこの新展示場で実現することができました。

新展示場のオープンは、5/26(木)です。

建物そのもの、職人の手仕事、壁の中の強さ、たくさんの見どころがあります。

ぜひご来場くださいね!