未来工房とは
About us
本当に良いものと、人の手でつくる。
足音も手ざわりも心地良い本物の素材でつくる、心配りに満ちた手しごとの家。さらに、風が通り抜け、光が射す、土の匂いも雨音も楽しむことのできる家。
心身ともに豊かな生活の基盤となる、持続可能で普遍的な家を、できるだけ自然のものと人の手でつくっています。
本物のストック住宅をつくろう
近年、環境や社会の変化は顕著です。幾度も起こる大きな地震、異様な暑さ、毎年のように襲う大雨の被害。脱炭素への動きも加速しています。
こんな時代だからこそ、合板やサイディングのような工業製品を使わず、ごく当たり前に、九州の木、漆喰、羊毛で、家をつくります。
「家」とは単なる「モノ」ではありません。
地球環境とも矛盾することなく、人が安心して暮らすことができ、長く世代を超えて、心身ともに健康であり続けられる、それが本当の意味でのストック住宅。
それが、未来工房の提案する、当たり前の家づくりです。
そしてそのために大切な過程が3つあります。
地球環境や社会に負荷を与えない建築であること。
今、国の主導のもと、住宅の長い寿命の中で、建設時、運用時、廃棄時において、できる限りの省CO2に取り組み、かつさらに太陽光発電などを利用した再生可能エネルギーの創出により、住宅建設時のCO2排出量も含め生涯でのCO2の収支をマイナスにする住宅の建築がすすめられています。これからの社会を考えれば当然のことといえるでしょう。
さらに未来工房では、CO2排出量削減に加え、私たちの住む環境、そして川や海、土といった動植物の生きる環境も、良い形で次世代につなぐことが必要と考え、様々な取り組みを行っています。
① オール国産材の家づくり
木の民だった日本人の生活から、木の姿が減り始めて久しくなります。国土の約7割が森林でありながら木材自給率は約40%(令3)。木を使わなくなった上に、使う木の60%は外国産といういびつな現状にあるのです。
国産材が使われなくなったことで、必要な手入れがされないまま放置された森林は災害の原因にもなっています。
CO2を固定・蓄積した国産材を使い、使った分を植林。森林サイクルを整え、山の環境も守ります。国産材を使うことは、日本で家を作るものとしての責務であるとも考えています。
山の再生循環を維持するためには、国内の木を使用し、林業の経済循環を活発化することが重要です。
② 建築から廃棄までのCO2削減
地域の自然素材を使用して長寿命の建物をつくることで、材料の製造・輸送時、建物の廃棄時までのCO2排出量を削減することができます。
③ バイオマス燃料を用いた木材の乾燥
重油を極力使用せず、バイオマス燃料で木材を乾燥させます。固定化されていた炭素量と、燃やされることで排出されるCO2は同量で、新たなCO2を生み出しません。
④ 木育活動
国産材を使うことは、日本の山・海・水といった環境を守ることにもつながります。木で遊びながら、木を学ぶ場を様々な形・場所で提供しています。
学校への出張講座やイベント依頼もお受けしております。どうぞお気軽にお問合せください。
小中高における探究型学習で、様々な社会的・学問的テーマを扱ったデジタルライブラリー