「みらいの森ゆのまえ」第一回森林保全活動、植林を行いました! | 未来工房|福岡・佐賀・熊本の木の家づくり

完成
見学会

2025.05.14

NEWS

「みらいの森ゆのまえ」第一回森林保全活動、植林を行いました!

球磨杉・桧での家づくりを続けて約25年。
製材所で打ち合わせをしたり、乾燥の様子を確認したり、
産地の方々と関わりながら、その中で山の話を聞くことは、これまでも多々ありました。

でも私たちにとって、植林は初めての経験です。いざ!

まずは、安全祈願。山の神様に参拝します。

注意事項を教えていただきながら。
今回、湯前町で初めてのセンダンの植林ということで、天草からセンダンの専門の方にお越しいただきました。
ありがとうございます!

また、杉の苗も植えました。こちらは250本。
だいたい、1ヘクタールに3000本ほど植えるそうですから、本来植える予定の15分の1くらいの本数です。
それでも、この急斜面を登って、鍬で掘って、踏み固める・・想像以上にハードでした。
社員20名で、約1時間。

九州の山には人工林が多くありますが、この山々はすべて、手で植えられたもの。
今でももちろんすべて手作業です。
想像すると、なんと急峻な山をのぼって、苗や鍬を運んで、植えたのだろう、と気が遠くなるほどです。
今回の山は、もちろんしっかり地拵えもしてもらっている状態。
上げ膳据え膳の植林ですが、それでこの大変さ・・頭が下がる思いでした。

ピンクのリボンを、目印に準備してくださっていました。

普段、筑紫平野で暮らす私たちにとっては、崖のように感じるほどの急斜面です。
写真で少しでも伝わるでしょうか・・?

センダンは二人一組で、80本植えました。

昼食をとって一休みしたら、伐採現場を見学しました。
50-60年生ヒノキの伐採です。

前日は雨だったので、伐ったばかりのヒノキは水分をたっぷり含んでいました。
ハーベスタという機械で、枝を落とし、原木市場の規格サイズ4m・3mにカットします。
水分を含んでいるので、皮もきれいにはがれました。
切った丸太の根本の方を元玉、梢の方を末玉といいますが、
今回のヒノキは、3mの元玉・4mの2番玉・3番玉・4番玉まで!高さ15m以上あったんですね。
根っこや梢、枝はまとめてバイオマス燃料にするそうです。

「みらいの森ゆのまえ」の入り口部分に、標柱と、記念にソメイヨシノを植えました。
来年も森林保全活動を予定しています。
近くには温泉もありますので、ぜひご参加ください!

心地よい疲れで帰途につきました。

※人吉新聞でも取り上げていただきました。