現場監督通信vol.14 「節」
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現場監督通信vol.13「ヘリンボーン床板貼り紹介」
開きにした魚のニシンの骨のように見えることから名付けられた、ヘリンボーン模様。
床板を加工してV字にを並べるのは、技術と手間がかかる地道な施工ですが、仕上がりは個性的で空間にリズムが生まれます。

こちらは、久留米モデルハウスにある事務所棟の玄関。
使っているのは同じ樹種ですが、光や見る角度で表情が変わります。

こちらはお客様のキッチン。フレンチヘリンボーンの張り方で仕上げています。
張り合わせた部分が直線になって、よりすっきりとした印象。

ヘリンボーン貼りに使う床材は、広葉樹を選ぶのが一般的です。
家具などに使われる広葉樹は、伸縮も少なく硬いのが特徴。樹種によって色や木目が違うので、インテリアのイメージに合わせて選ぶことができます。
こちら(下)の現場では、「アカシア」の木材で施工しています。

ヘリンボーン張りは、材料の正確な準備と技術が必要な施工です。
その施工で最も重要なのが、最初の基準出し。施工前には床の寸法をしっかり測り、基準線を正確に引くことが大切なポイントです。
貼り始めのラインが少しでもズレてしまうと、そのズレがどんどん広がり、後からの修正が非常に困難になってしまいます。

自然素材のため、床材の1枚1枚に色味や風合いの個体差があります。
あらかじめ板の色味を見ながらランダムになるように仕分け、単調にならないように並べていきますが、この配置のバランスと施工の正確さは、長年の経験と技術があってこそ。
仕上がった時の感動はひとしおです。