現場監督通信vol.22 プレカット編 | 未来工房|福岡・佐賀・熊本の木の家づくり

見学会
イベント

2025.09.04

NEWS

現場監督通信vol.22 プレカット編

今回は、プレカットの中で、大切な打ち合わせの一つをご紹介します。

未来工房では、柱や梁桁などの構造材をプレカット(機械による加工)+大工による手加工で作っています。
その中で大切な打ち合わせの一つとして、柱の偏心があります。

↑ 中心がずれているのが分かるでしょうか・・?

未来工房の家は基本的に105ミリ角の柱や120ミリ幅の梁桁を使用します。
その際に必ず柱を偏心させます。

↓ボードの厚み分、偏心させると、

梁と壁のボードの面がきれいにそろいます。

これによって、室内側に梁を見せることができました!

近年の家づくりでよくされるように、
天井を貼ったり、梁桁などの構造材を隠せば、このような偏心の必要はありませんが、
未来工房の家は、梁を見せ、天井を組まない(2階床板あらわし、屋根板あらわし)つくりです。
必ずこの打ち合わせが必要になってきます。

柱を左右上下どの方向に偏心されるか、見た目や納まりを考え、
一本一本、打ち合わせを行う、とても大事な打ち合わせです。

計算も必要ですし、どの梁を見せるか頭を悩ませる簡単ではない作業ですが、
住む人の居心地よさをつくる大切な準備ですし、現場監督の腕の見せ所でもあります。

現場監督の仕事は、建ってしまうと気づかないほどの、言ってしまうと地味な作業の積み重ね。
でも、こんな小さな作業に、私たち現場監督は誇りをもって取り組んでいます!