【みらいの森ゆのまえ】下刈りと芽かき | 未来工房|福岡・佐賀・熊本の木の家づくり

見学会
イベント

2026.07.21

NEWS

【みらいの森ゆのまえ】下刈りと芽かき

2025年5月に杉とセンダンを植えた「みらいの森ゆのまえ」。
先日「下刈り」と「芽かき」という作業を行いました!

「下刈り」とは、簡単にいうと、草刈り。
植林した苗木が雑草や雑木に負けないよう、周辺の草を刈る作業です。

「芽かき」は、センダンが真っ直ぐ大きく育つように、伸ばす枝を決めて不要な枝を切る作業で、今年の5月にも行い、今回は夏の芽かきです!

本来、センダンは枝が広がり曲がりやすい樹種ですが、まっすぐ育っている様子を見て、植林後の芽かきなど適切な管理の大切さを実感しました。
センダンは成長が早い木ですが、春に比べまたさらに大きく成長していて、生命力にびっくりです!

暑さが厳しい日でしたが、蜂やダニの被害をうけないよう、長袖長ズボンで作業に取り掛かりました!

あたりまえかもしれませんが、山はとても急斜面です。
杉の植っている場所への移動も一苦労。
思わず滑り落ちそうになることもあり、雑草を掴んで耐えながらの作業は大変です。
下刈りは、本来は草刈機を使っての作業ですが、斜面に不慣れな私たちは、杉を傷つけないよう慎重に、鎌で少しずつ草を刈っていきました。

短時間の作業にもかかわらず、炎天下の中での下刈りは想像以上にぐったり。
普段、当たり前のように木の家をつくっている私たちですが、無垢の木の家づくりには、私たち工務店や大工・職人だけでなく、山を守り育てる方々や林業に携わる多くの方の力があって初めて成り立っていて、さらに、長い年月とたくさんの人の努力が積み重なっていることを実感しました。

下刈りと芽かきの作業のほかにも、木が家の材料になるまでの流れについて、新入社員とともに改めて学びました。
300本植えた木は、成長の過程で何度も間伐を行い、最終的には約100本ほどになり、さらに、プレカット工場や出荷センターでも厳しい選別が行われて、家の材料になります。
私たちのつくっている家の木材がたどってきた背景を改めて知ることで、とても価値のあるものだと再認識しました。

自然素材だからこそ、品質を一定に保つことも簡単ではありません。
それでも、お客様へ安心して木の家をお届けするために、多くの人が手間と時間をかけていることがよくわかります。

一方で、住宅価格が上がっている今、木材価格は数年前より下がっているというお話も。
輸入材や工業製品が多く使われる時代だからこそ、国産材の価値や、それを育てる方々の努力が十分に評価されにくい現状があります。
無垢の木での家づくりをおこなっている私たちは、そんな現状も発信していく必要があると思っています。

今回の研修を通して、「木を大切に使うこと」「木の家で暮らすこと」の価値を改めて実感しました。
山での作業を経験したことで「自分が植えた木が、いつか誰かの家となって長く大切に使われたら素敵だな」と感じ、山で働く方々が1本1本の木に込める想いに触れられた気がします。

これからは、木の家の心地よさだけでなく、その背景にあるたくさんの人の想いや物語も一緒にお伝えしながら、家づくりのお手伝いをしていきたいと思います。

森の環境を整えながら樹木の成長を支える人、大きく育った木を住宅を支える丈夫な材木へと加工する人、そして私たちはその木材を使い、お客様にとって心地よい住まいをつくる役割を担っています。
それぞれの仕事がつながることで一つの家が完成していることを実感し、自分もその一員として責任と誇りを持って仕事に取り組んでいきたいと感じました。