家づくりに恋焦がれて VOL.02
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晴れの日も、ケの日も。暮らしに一つ花を足す。

筑後市羽犬塚の静かな通りにある花屋さん「Flower Bird(フラワーバード)」。2012年の開業から、今年11月で丸14年を迎えます。2014年に現在の場所へ移転し、美樹さんと保広さんのお二人で営むようになってから10年。二人三脚で、花のある暮らしを届けています。

訪れたのは8月の終わり。扉を開けると、アンティークなインテリアに、個性的な花たちが、お互いを讃えるように並びます。お話を伺っている間にお花が届き、嬉しそうに包を開く美樹さん。「来た来た。私、大好きなんですよ、野バラ。今は緑だけど、寒くなるに連れて実の色が赤くなるので、入荷のたびに違うんです。枝も一本一本違うし…かっこいいでしょう?」と、愛おしそうに眺め、手を休めることなく手入れを続けます。


「花と笑顔」の記憶
美樹さんが花屋さんを始めたきっかけは、幼い頃のお父様との思い出へと遡ります。お花を育てるのがとても上手だったというお父様。家に飾ったり、小学校に季節の花を届けたり、美樹さんが友達の家へ遊びに行く時にも、花を持たせてくれたといいます。「花を渡すと、みんな嬉しそうで、その喜ぶ顔がとても印象に残っています」。

花があることが日常だった美樹さん。高校2年生で進路を決める際、迷わず花の専門学校へ。卒業後も花の仕事一筋で、いつかはと夢みていたお店をオープンされました。美樹さん一人で店を切り盛りするために「朝と夕方以外は配達をしない」という制限を設けて、静かにスタート。「初めは誰も来ない日もありましたが、少しずつ足を運んでくださる方が増えて来ました。お客様の優しい言葉と暖かい気持ちに救われながら、今までやってこれたと思います。」


小さな植物の世界
Flower Birdのストアインストア「GREENGREENプランツ研究所」では、保広さんが手がける「アートボトリウム」を展開しています。
20年程前に「苔テラリウム」販売からスタート。苔の管理が難しくお客様の元で枯れてしまうという課題から、素材を見直し試行錯誤が始まったといいます。「造花を組み合わせてもみたけれどなんだか不自然で。最終的に本物のドライフラワーを使うことにしました。きのこもドライに挑戦したのですが、湿気があると倒れてしまうので、樹脂粘土でひとつひとつ作っています。」

ドライパーツと鉄道ジオラマフィギュアなどで構成された小さなボトル。LEDライトに照らされた世界は、保広さんの感性とユーモアが溢れ、「瓶の中の人たちは何をしてるんだろう?」と、一つ一つ見入ってしまいます。

一輪の花がくれる豊かさ
ドライフラワーへと変化していく過程も楽しんで欲しいと、スワッグやリースも、フレッシュな花材で仕立てるのが美樹さんの生花に対するこだわり。「つぼみが開いて、ゆっくり咲いて散っていく、その一連の変化がまるで人生みたいだなって。」

お店には顔馴染みのお客さんも多く、ご自宅用の花を求めて、週に一回や月に2回のペースで来店されるといいます。「お花の状態を気にかけて、毎日少しだけ手を動かす習慣が〝丁寧に暮らしている〟という心地よさに繋がるというか…。暮らしに豊かさをくれる、生花の素晴らしさを伝えていくことが私の仕事だと感じています。」
帰りに持たせて下さった花束は、しばらくはそのままの姿を楽しみ、花が終わったあとは束を解いて、小花やグリーンはドライになりました。小さな習慣がくれる、心地よさ。花のある暮らしを、これからも。
日常に花を足す
暮らしの中で花を楽しむコツは、花瓶選びという美樹さん。
「一輪挿し、中くらいの、大きめの3パターンの花瓶を持っておくと、花のボリュームや枝物など種類に合わせて飾りやすくなります。」




Flower Bird(フラワーバード)
〒833-0003 福岡県筑後市羽犬塚339−1
電話:0942−53−1383/ 定休:火曜日
Instagram/flowerbirdfb
GREENGREENプランツ研究所
アートボトリウムは、ポップアップイベントなどで販売しています。イベント情報は、インスタグラムをご確認ください。
Instagram/ggplants_
左:保広さん・右:美樹さん
季刊誌 未来工房通信「家苞」vol.60より
※「家苞」は、各モデルハウスにて配布しています。
スタッフまでお気軽にお声掛けください。





