完成
見学会

2020.04.03

未来工房通信

わたしの台所

なかなか帰ってこない子どもをじりじり待つ。
夜更けの会話や、手仕事、寝坊した朝のバタバタ、早起きした朝のコーヒーも、
台所には、いつもの日常と、たくさんの気持ちが染み込んでいる。

なかなか帰ってこない子どもをじりじり待つ。夜更けの会話や、手仕事、寝坊した朝のバタバタ、早起きした朝のコーヒーも、台所には、いつもの日常と、たくさんの気持ちが染み込んでいる。

未完成だから楽しい
糸島市 U様邸

台所が、ワクワクできる場所でないと、料理も楽しくないでしょう?設計の打合せ当初は、台所のどこに何を入れたいか、何もイメージできなかった。だから、からっぽにしておいた。使いながら、収納も家具も、自分で作り足した。お気に入りのものに囲まれて、やりたいことが次々と湧いてくるから、たぶん、ずっと未完成なのではないかなぁ。

スクラップブックから始まった、
わたしの台所計画。

以前住んでいたマンションの台所は狭くて、物が多いところに、みんなで出入りするのが嫌だったので、台所はとにかく広い空間にしたかった。

どんな家にしたいか、好きな写真を集めてイメージを膨らませたけど、結局、台所は、必要なものをあとから足していくのが私には合ってたのかな。

 

使いながら自分仕様に。

「ここにあったら便利」と、使いながら、必要な場所に。

庭を見ながらお皿洗い。

ぼーっと頭を無にできるお皿洗いは楽しみの一つ。だから食洗機はありません。

庭から恵みを。

梅干しに、バジルソース、赤しそが豊作の年はしそジュースなど、手作りするのが毎年恒例。

共働きで、日々忙しいけれど
福岡市西区 A様邸

福岡市西区 A様邸

週末は、娘と一緒にお菓子をつくる。季節ごとの手仕事や、調味料づくりも楽しい。何より、食べることが好きだから。母から代々ゆずり受けたり、少しずつ買い足した器や鍋。本当に、好きなもの、愛着のあるものだけに囲まれて暮らしている。遠出や旅行はしなくても、台所を囲んで、家族とゆっくり過ごす。いつもの時間を、しみじみ幸せだと思う。

ここが私のいちばん落ち着く場所
家族が寝た後も、私の定位置はやっぱり台所

前に住んでいたマンションは、キッチンが離れていて一人で作業するのが寂しかった。家族で会話しながら、向かい合って料理をしたかったのでこの形に。

時短のためにも整理して
取り出しやすく!

料理道具と調味料など、メインで日常的によく使うものは場所を決めて、シールで中身も把握できるように。

「片付け」という儀式

台所が片付いていないと、一日が終わった気がしない。片付けは、忙しい自分にとって必要な儀式のようなものかな。

好きなことは
とことん追求

季節のものを、美味しく食べるための手間は惜しまない。

特別に台所の形にこだわっていたわけではない。

太宰府市O様邸

大切なのは、私たち自身が何を食べるのか。どんなものでできていて、どんな人の手でつくられているか。

いちばん悩んだのはカウンター。カウンター越しに料理しているのを見ている子供が、体は食べるもので食べているものでできているって、分かるようになった。だから、悩んだけど、カウンターがあって良かったなと思っている。

料理はあまり好きではないけど、
食べるものは大切にしたい

ここは、私が料理に集中したい場所

以前住んでいたマンションの台所は、狭くて、後ろを人が通ると、落ち着いて料理できなかった、だから、動線を2つにしました。

台所に立つのが億劫でも

気持ちを上げたくて、お気に入りのタイルを目の前に。器用に何でもこなせるわけではないから、リビングでなく外を見ながら、集中できるように。

誰がどうやって
つくったものなのか?
広いパントリーはいらない

人のためにつくる家だから、収納は、その場所にとれるだけでいい。子供も増えたけど、今ここにある空間で、十分です。