緑の小道がくれた豊かさ。物語をつむぐ家。
福岡県久留米市 K様
のどかな田園風景の中に佇む木張りの家。招き屋根から突き出た煙突や、周囲の風景に溶け込むダークブラウンの陶器瓦が、どこか異国情緒を漂わせる。
大の読書家である奥さんいわく「この家のコンセプトは “魔女の家”」彼女の想像の世界が、いたるところに散りばめられているという。
階段の吹き抜けの壁には、びっしりと並ぶ本棚。本のサイズに合わせてミリ単位で設定するほど、本に対する思いが溢れている。
網戸が囲むデッキは、すべて閉じれば虫を気にせず読書、子どもたちはおやつに宿題と、季節を存分に感じながら過ごす贅沢な場所。造園屋さんに木を数本植えてもい、あとはご自身で好きな木や花を植えて作った庭は緑で溢れ家族の日常を包み込む。
「どんな家にしよう」というよりは「どんな暮らしをしたいか」を大切に進んだ家づくり。家族それぞれの物語がこの家で紡がれていくのだろう。