完成
見学会

我が家にちょうどいい 平屋の暮らし。

佐賀県鳥栖市 Y様邸

11月のよく晴れた日に訪れたY様邸。ブルーベリーが紅葉し庭に彩りを添えています。昔からある住宅街、二階建てだったご主人の実家を建て替えられた様邸は、家族に程よい広さの平屋。薪ストーブのある土間はリビングの一部。扉と段差を設け玄関で靴を脱ぐスタイルになっていて、子どもたちが裸足で行き来しても汚れを気にすることはありません。「建て替える前の家は、隙間風が寒くて」とご主人。今は離れて暮らすご両親の家も寒く、「子どもたちが風邪を引くから、遊びに来なくていいと言うんです」と、ご両親共に、今の家の暖かさを実感されています。

「家って、木でできているんだね!」

「木の家」を目指し、工務店巡りをされたお二人。そんな中、たまたま行った未来工房展示場の木の感じに惹かれ、10回以上の完成見学会に参加されました。リビングをぐるり見回しながら、「腰壁をつけたり、もう少し木が見える面積が広くてもよかったかなと思うんです」とご主人。すっきりとした壁に寝室に繋がる三つの小窓が部屋のアクセントになっています。

娘さんの友達のお母さんから、「Yさんちから帰った子どもが、『家って、木でできているんだね』って言ってたよ。」と教えてくれたそうです。普段見ることない、壁や天井の裏側が丸見えで、子どもにとっては、新鮮な発見だったのかもしれませんね。

色使いはシンプルに

アウトドアをはじめ、色や家具など好きなものが似ているというご夫妻。木の色と白をベースに、ライトグレーやごく淡いグリーンなど、色使いはとてもシンプルです。家づくりを進めていく中で、意見がぶつかることはなかったそうですが、和室は奥様のイメージを形にしました。日中は陽の光で充分。夜、ゲストが寝るだけならと、天井は張らず壁に小ぶりの間接照明を採用。ガラス戸の入り口や、リネンのシェードカーテンなど、『和風じゃない和室』になっています。

薪ストーブ周りは塗り壁で仕上げ、小さな天井部分には間接照明が組み込まれています。「初めはイメージが湧かなくて必要ないかなと思ったけど、設計士さんの強力プッシュで。でも結果、やって良かったです」とお二人。スポットライトと併用で落ち着く夜時間をお過ごしです。

家でもアウトドア気分

薪ストーブは夜に火を入れ、熾火で翌朝も暖かい。薪の調達をお聞きすると、お知り合いの造園屋さん方から譲ってもらっているそうですが、「取りに行くのも遠くて、薪にするのも大変で…」とご主人。でも、楽しくて早く火を入れたくてうずうず。伺った日は少し汗ばむほどの陽気だったので、早く寒くなるのが待ち遠しいご様子です。まだお子さんが小さいので、一人キャンプに出かけるご主人ですが、数年後には家でも外でも、ご家族揃ってアウトドアを楽しめそうですね。