完成
見学会

住み慣れた場所ではじまる新しい暮らし

佐賀県鳥栖市 S様邸

ご実家を建て替えられたS様邸は、家のてっぺんの丸窓が印象的なアメリカンスタイルな外観。ですが、ご両親が過ごされる、二間続きの和室は純和風。元の家の床の間のあしらいを仏間に組み込み、家の歴史と思い出を引き継ぎます。深い軒がかかったデッキは、幅広の掃き出し窓で室内と繋がった第二のリビング。気候が良い季節にはご友人たちが集まってBBQをしたり、賑やかに過ごされるそうです。

端材を使ったテーブルと、ベンチは、ご主人の手作り。家を建てるまで、木工をしたことがなかったご主人でしたが、建築中に棟梁に手ほどきを受けながら、次第にものづくりを開始。少しずつ道具をえ、「ベンチを作ったり、棚を増やしたり。言わないと気づいてもらえないこともありますけどね」とご主人の言葉に、「いつの間にかついてるんですよ」と奥様が笑います。

棚にぎっしりと詰め込まれた薪は、伐採されたものを譲り受けたり、薪を作られている住まい人から購入されたもの。玉切りされた伐採分は、肌寒くなった頃に薪割りを開始するそうです。

色と柄、巧みに自由に繊細に。

S様邸の室内には、なんと20種類以上のクロスが使われています。部屋や階段のアクセント、戸襖など、それぞれ違うデザインが使われ、部屋の扉も色とりどり。壁紙などインテリアは奥様が担当することが多いのですが、S様邸は全てご主人。「普通、壁は白って思うんですけどね」と、仕上がりが想像できなかったと奥様。

これだけたくさんの色があると、チグハグするのでは?と思うのですが、過ごす場所によって見える柄が重ならず、ナチュラルカラーの家具や小物たちが色と色を繋いでゆく。柄や色たちが喧嘩することなく、程よいアクセントになって空間に馴染んでいます。子供部屋は、遊び心のあるレンガ調、娘さんの部屋は、白を基調にしたパステルカラーにシャンデリアタイプの照明、寝室は曲線美の植物柄で落ち着く空間…。扉を開けるたびに、全く別の空間が広がり、全てをご主人がセレクトされたことにも驚きです。

「木の家を」と、初めはログハウスをイメージしながら家づくりを開始されたS様ご夫婦。遊び心満載の家や、すっきりと機能重視のハウスメーカーなど、木の家づくりの住宅会社を色々巡られました。

そして、一周回って、改めて未来工房佐賀展示場に足を運ばれた時、落ち着きと、木の外壁の経年美に惹かれたとのこと。

好きなものに囲まれて

寝室のクローゼットの奥には、ご主人のコレクションルーム。階段を2段下がったその奥には、ご主人が中学生の頃から集めているという、アメコミのキャラクターグッズが、所狭しと並んでいます。「これでもだいぶん整理して減らしたんですけどね」とご主人。寝室には、お子さんと一緒になって集めた新しいキャラクターたちが並びます。

思う存分家づくりを楽しみ、カスタマイズしながら続く暮らしづくり。これから、成長するお子さんたちの「好き」もプラスされながら新しい姿に変わっていくことでしょうね。