完成
見学会

三段の敷地に建つ、スキップフロアの家

福岡市西区 W様邸

住宅街の坂道を登ったてっぺんにあるWさんの家。一望する干潟は春の陽を受けキラキラと輝き、夕日が沈むのがきれいに見えるロケーション。
以前は駅前のとても利便性の良いマンションに暮らしていたWさんご家族。
お子さんの誕生で少し手狭になったことと、庭があればいろんなことができそうと、戸建てへの住み替えを計画されました。

少しばかり田舎に見つけた、竹が生い茂る小山。そこを三段に均し、一段目に住まい、二段目は子どもと愛犬の遊び場、三段目には三本の桜の苗木を植え花をつけるのを楽しみにされています。
愛犬をお散歩に連れ出すことはなく、庭をドッグランを自由に駆け回ります。

家を建てるのであれば面白い家にしたい。そんな思いを込めた家は、スキップフロアや、一階から数段下がった寝室など段違いがユニークで、訪れる友人たちもこの家を楽しんでいるよう。
スキップフロアは、お子さんのピアノやゲーム、ハンモックに揺られたり自由な空間。吹き抜けでリビングと繋がり、いつでも家族を感じながら過ごすことができます。

キッチンに立てば、目の前の窓に海が見え、デッキに出れば、ご近所の方が育てる畑が広がります。
「よその畑なんですけどね。畑いっぱいに整然と並ぶ野菜はとてもきもちがいいんです」と、その眺めも奥様のお気に入りのひとつ。

庭を持ったことで暮らしが変わったというご主人。
ジグソーとインパクトドライバーをでDIYを始められました。階段下に作った子どもたちのランドセル置き場は、突っ張りパーツで柱を立て、余ったペンキで塗った板を打ち付けて金具をセット。
ハンガーラックと並んで、子どもの持ち物が一箇所にまとまります。
子どもそれぞれ部屋はあるけれど、宿題やおもちゃを持って、みんながリビングに集まってきます。

外で使う道具や自転車をしまう小屋は、家族総出でキットを組み上げ、スカイブルーに塗装。
初めは鮮やかな色に少しハッとしたそうですが、今では我が家のいい目印。「宅配やさんに場所を伝えるのに便利で、すぐにわかってもらえます」。

高台のウッドデッキは、DIYにバーベキューと、プライベートな外時間を楽しむことのできる特等席。
年に4、5回行う草刈りなど手間のかかることも増えたたそうですが、手入れしながら家で過ごす、そんな暮らしの中で、四季の流れを細かに感じられる心のゆとりが生まれてきたといいます。

果樹も植えようと、まだまだ続く庭づくりなど、街中よりもずっと色濃く季節を感じるWさんの暮らし。
うまく育たないと諦めかけたミモザが、三年目にして初めて花を咲かせた今年。これからぐんぐん大きくなて、Wさん家のシンボルになることでしょうね。