北側の庭に向けて開いた家
福岡県 K様邸
Kさんご夫妻の住まいは、北向きに開放した心地よい家。一般的には南側に庭を設けることが多いのですが、K邸では北側に庭、南側に建物を配置しています。敷地が台形で、きれいな形の庭を確保するにはこのレイアウトが最適だったこと、また南側には隣家が近く、庭を設けてもプライバシーの確保が難しいことが理由です。

この“逆転の発想”が、結果としてとても心地よい空間を生み出しました。北側の庭にはやわらかく安定した光が入り、室内はいつも落ち着いた明るさに包まれます。夏は日差しが穏やかで涼しく、愛犬の「ゆずくん」も庭を元気に走り回れる快適な環境です。

家づくりのきっかけは、住宅展示場でたまたま立ち寄った未来工房のモデルハウスでした。多くの家を見て歩き疲れていたとき、ふと入ったその家に「他とは違う心地よさ」を感じ、「建てるならここしかない」と直感したそうです。

未来工房の家づくりは、自然素材へのこだわりが魅力。熊本産の球磨杉や檜、羊毛の断熱材、福岡産の八女杉の無垢材、漆喰や紙クロスの壁など、素材一つひとつにぬくもりがあります。「小さな家という考え方にも共感でき、豪華さより心地よさが大切だと気付かされました」とご主人。

ご夫妻の要望は、「ペットと一緒に快適に暮らせること」。寒がりな奥さまのために、床と屋根の断熱材を通常より厚くし、窓にはトリプルガラスを採用。吹き抜けのあるLDKには天窓を設けて、光を取り込みながら夏は熱気を逃がせる工夫も。

住み始めて約1年。ご主人は「北向きでも意外なほど快適で、エアコン1台で夏も冬も心地いい」と実感。奥さまも「引っ越して2ヵ月で長男が誕生したのですが、家を建てて大正解でした。人もペットも心地よく暮らせる大満足の家です」と笑顔で語ってくれました。