岡県内の住宅密集地で長く暮らしてきたYさん夫妻は、「これからは夫婦ふたりで、ゆったりのびのび暮らしたい」と終の住処づくりを考え始めました。土地選びで大切にしたのは、散歩していて楽しい場所。1年以上かけて各地を巡り、落ち着いた雰囲気と静けさに惹かれて、秋月を選びました。

住まいは、将来を見据えて平屋に。「夫婦ふたりでずっと快適に暮らせるよう、バリアフリーの平屋を希望しました」と奥さん。隣地も購入し、菜園やドッグランをつくる予定で、「カーテンを閉めずに、景色を楽しめる暮らし」の憧れを実現しました。

当初はログハウスを考えていましたが、景観条例をきっかけに方向転換。自然素材を使った家づくりに魅力を感じ、未来工房と出会いました。和風すぎない落ち着いた雰囲気と、担当者の丁寧な対応が決め手となり、家づくりがスタートしました。

完成したYさん邸は、西側の景色を楽しめるL字型の間取りが特徴です。道路や隣地からの視線に配慮しながら、自然とのつながりを感じられるよう、大きな開口部とウッドデッキを設けました。ご夫妻の希望だった薪ストーブや眺めのよいお風呂、それぞれの寝室も実現。玄関からデッキへと続く広い土間には薪ストーブを設置し、腰掛けて炎を楽しめるくつろぎの空間になっています。段差のない床や、将来スロープを設けられる玄関など、バリアフリーにも配慮。個室を設けつつも、ドアを最小限にすることで、お互いの気配を感じられる住まいとしました。

インテリアは「和と洋のミックス」がテーマ。奥さんが大切にしていたアンティークのステンドグラスをはじめ、壁紙や照明なども楽しみながら選び、Yさん夫妻らしい空間に仕上がっています。

新しい住まいでの暮らしに胸をふくらませながら、ここからまた、ご夫妻の新しい日々が始まります。